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アレクシス・サンチェス独占インタビュー『近い将来の夢、そして遠い未来の夢』

チリの決して裕福ではない家庭で育ったアレクシス・サンチェスは、その貪欲かつ不屈の姿勢でもって自身の力を証明し続けてきた。

2011シーズンにウディネーゼでリーグ最優秀選手賞を受賞するなど世界から注目を集める選手となった。

サンチェスは、2011年の夏にバルセロナと5年契約。クラブ史上初のチリ人選手となった。

3年目の2013-14シーズンには不動のレギュラーに定着。3年間で141試合に出場して47得点をマークし、2014年夏には推定4400万ユーロという高額移籍金でアーセナルにわたった。

そして、アーセナルでは、キャリア最高ともいえる時期を過ごす。4シーズンにわたってチームに欠かせない選手として躍動し、公式戦166試合で80得点を記録。2度のFAカップ制覇などに貢献した。

また、チリ代表としては132試合に出場して43得点を挙げており、出場試合、得点数ともに同国史上最高の記録を保持。2度のコパ・アメリカ制覇の原動力にもなっている。

誰もが認めるチリ史上最高のレジェンドとしてのサンチェス選手にメディアコネクトが独占インタビューを行った。

この記事は、一話完結となります。

生年月日:1988年12月19日
出身地:チリ
所属:インテルナツィオナーレ・ミラノ(イタリア)
身長:169cm
種目・ポジション:FW
背番号:7

経歴:2005-2006 CDコブレロア(チリ)/2006-2011ウディネーゼ(イタリア)/2006-2007 CSDコロコロ (loan)/2007-2008 CAリーベル・プレート (loan)/2011-2014 FCバルセロナ(スペイン)/2014-2018 アーセナルFC/2018-2020 マンチェスター・ユナイテッドFC/2019-2020 インテル・ミラノ


――前回のコパ・アメリカ センテナリオの準々決勝、メキシコ代表vsチリ代表はチリが7-0の快勝を収め、準決勝進出を果たしましたね。

メキシコ戦はすごく難しい試合だった。彼らは常にW杯に出場するような素晴らしいチームだ。

ジョナサン・ドス・サントスもいたし、メキシコは素晴らしいチームだった。
素晴らしいライバルだよ。

――アメリカのサッカーリーグの名前ですが、アメリカではサッカーを野球やバスケ並みに普及させとトライしてきましたが、女子サッカーの人気が男子より高い状況が続いていました。でも今、3度目となる普及のチャレンジを試みています。知名度のある選手を獲得するなどして。それは意味あることですよね?マイアミなどはいい選手を獲得してよりレベルの高いリーグを目指しています。

毎年のようにアメリカのチームは、より知名度の高い選手を獲得するようになってきているよね。将来は僕もアメリカでプレーしてみたいと思ってる。

なぜかって? そこで大きなことを成し遂げて世界に注目してもらいたいんだ。

――マイアミにはロンドンにはない太陽がありますしね?

そうだね(笑)

――代表のレベルでもアメリカ代表はイングランドと似て体格が良くフィジカルが強いイメージですし、W杯でも進歩していると思いますが?

同感だね。僕が見たアメリカ代表は成長しているし、W杯でもよい戦いをしていた。彼らに勝つのは簡単ではないよ。

――今までのキャリアで一番手強かった相手はどこですか?マッチアップして嫌だった、対戦したくないディフェンスの選手は誰ですか?

正直、守備の選手が誰だか覚えていないんだ。ボールを見ているか、今はマークされていないみたいなことばかり考えてプレーしている。たまに足を引っ掛けられると、「誰だ?」と見たりはするから、誰だかわかるけどね(笑)

――サッカー選手の中で腰を据えてじっくり話をしてみたい相手はいますか?どんな話をしたいですか?

僕はあまり話をするタイプじゃないけど、みんなといい関係でありたいし、話をしたいし、どんな話でもするんだ。僕は特別な人間じゃないからね。

――特にどんな話題が好きですか?車、時計、サッカーなど…

サッカーの話以外は、ごく一般的なことさ。将来の夢やその時に出た話題、チームメイトがふってきた話題だよ。

――趣味は何ですか?暇な時は何をしていますか?どんな音楽が好きか。映画も観ますか?

趣味と言えるかわかんないけど、家では犬や家族と一緒にのんびり過ごすよ。映画も大好きだ。友人を家に呼んでフットテニスしたりもするよ。

――音楽は何を聞くんですか?

オールジャンルだね。特にこれっていうのはないよ。幅広く聴くのが好きだよ。

――あなたの夢は何ですか?ピッチの中や外での。80歳になった時、どう過ごして過去のいい思い出を振り返りたいのか。夢を聞かせてください。 (個人として、グループとして?) 両方聞かせてください。

個人としての夢はバロンドールを獲ることだ。これは小さい頃からの夢さ。
グループでいうなら(チリ)代表で重要なタイトルを獲ること。

チャンピオンズリーグもね。将来は、、、近い将来でいえば自分の子供にいろいろ教えたい。
僕の話をしてあげたり、僕の横で一緒にプレーしたり。人としてもサッカー選手としても彼が立派に成長するためのモチベーションになるようにね。まずは人として、次にサッカー選手として。

そして、いずれは彼に僕の生きてきたすべてを伝えたい。

――立派なサッカー選手になることと、立派な人間になることは両立すると思いますか?

立派な人間であり選手でもあることは両立できると思うよ。僕が生きてきた経験から言えるのは、全てはその人次第ってことかな。人の人生はそれぞれ違う。みんなが同じわけじゃない。

――人生の夢は?サッカー以外のところで実現したいことはありますか?

前にも言ったとおり、自分の子供に教えること。それがやりたいことだ。自分の子供がサッカーをして幸せを感じながら成長するのを見られたら、それは夢が叶ったことになる。

▼インタビュー動画はこちら▼

End(お読みいただきありがとうございました。完 次回投稿は12/6(日)予定)

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