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女子フェンシング・向江彩伽インタビューVOL.4『悲願のパリ五輪に向かって、いま思うこと』

向江選手は、戦術とタイミングを活かした動きを武器に全日本選手権の団体戦での優勝や個人戦2位をはじめ、ワールドカップやユニバーシアード競技大会など、多くの国際大会で好成績を残している。

中学生のときに上京し、フェンシング選手を志してから、栄光、挫折、苦悩など多くのことを経験してきた。2021年4月からは、城北信用金庫に正職員として所属しながら競技を継続し、パリ五輪に向けての一歩を踏み出している。

フェンシング女子サーブルの選手としてどのような未来を描いているのか。向江選手の過去・現在・未来について話を伺いました。

今回は、全4回にわたるインタビューの最終話となります。

生年月日:1998年4月1日
出身地:福岡県
身長:164cm
在籍:城北信用金庫
種目:サーブル
主な競技実績:【2017】第29回ユニバーシアード競技大会 = 団体優勝 / 【2018】第71回 全日本フェンシング選手権大会 = 個人2位・団体優勝 / 【2019】第72回 全日本フェンシング選手権大会 = 団体優勝

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https://www.instagram.com/ayaka_mukae/
Twitter
https://twitter.com/ayaka_lovefen

vol.3はこちらから


率直な質問なのですが、フェンシング選手のピークっていつぐらいに迎えるのですか?(年齢ですか?)そのバロメーターとは?

東京オリンピック代表が発表されましたが、私の女子サーブルは、4人メンバー(31歳、29歳、25歳、22歳)がいます。女子フルーレや他の種目になると、4人中最年長が私と同い年で、あとは19歳。

男子サーブルとかの種目になると30代後半とかもいて、もう本当にバラバラですね。
いつピークになってもおかしくないみたいな感じですね。

理想の選手像があるとしたら、どれくらい近づいているイメージですか?

う~ん、50パーセントぐらいですかね。10年前にフェンシングを始めて、色々経験して、土台は作れてきたと思います。あとは試合をもっと経験して、どんどん自分の弱みを克服していったり、足りないところを付け加えたりと。

今まで競技をやってきて感じるのは、徐々に伸びていくというよりは、何かのキッカケで大きく飛躍して伸びていく感じがあります。普段の練習からちょっとずつ積み上げて、試合で開花していくのをイメージしています。

第71回全日本フェンシング選手権大会 個人 2位

向江さんの頭の中って、競技を考えている時間が多いのですか?

休みの日まで競技のことを考えるってことはあんまりなくて。
いいのか悪いのか分からないですけど、、自分の好きなことをやっていますね。今はコロナであまり外に行ったりできないですが。

練習中はもちろん練習に集中しますし、帰って動画を見たりする時間もあれば、もう割り切って好きなこと―料理したり、フェンシングのためっていうよりかは趣味みたいな感じでヨガやランニングも好きなので、競技に繋がるかは分からないですけど、気分転換っていう形でやったりはしていますね。

フェンシングを通じて伝えたいメッセージがあるとしたら?

まだオリンピックも出ていないし、日本一にもなっていないですけど、身近な人が、私が競技を続けていることを嬉しく思ってくれて、応援してくれたり、勇気をもらったよっていう言葉を投げ掛けてくれたりするので。

スポーツを通して、前向きに伝えられることが沢山あると思うので、もっと強くなって、池江さんみたいに、世界中を勇気づけることのできる存在に自分もいつかなれたら、幸せですね。

フェンシングやお仕事がもちろん優先ですが、それ以外で挑戦してみたいことは?

セカンドキャリアなどは今はまだまったく考えていない状況ですけど、城北に入ってから先輩方がやっているのを見て、自分もSNSを使った発信などに興味があったので、少しずつ、スポーツの魅力を発信できたらなと思っています。

競技だけをしているとそっちで精一杯になってしまうこともあるので、なるべくそうならないようにはしたいとは思います。

向江彩伽Instagram投稿写真より = @ayaka_mukae

最後に今後の抱負や目標などをお聞かせ下さい。

 一番はやっぱりパリ五輪が目標です。

東京五輪の出場権をかけたレースに参加が出来なかったので、その時の悔しさをパリにぶつけられるように、これから準備していきたいなって思うし、まずは全日本で優勝して日本一になりたいですね。

自信を付けて世界に挑んでいきたいので、今年の全日本をはじめ、国内外の試合で頑張っていきたいと思います。

END

今回のメディアコネクトインタビューは、向江彩伽選手も所属する城北信用金庫・JAC協力のもと取材が実現しました。
JACでは向江選手以外にも、次世代を担う様々なアスリートのサポートを行っています。オリンピックをはじめ、国内・国外問わず、活躍が期待される選手が所属していますので、ぜひともチェックをしてみてください。詳しくは下記HPから。

【JACアスリート支援の取り組み】
当金庫では、安心して競技活動に専念できる環境を選手に提供することで、若い世代の「世界の頂点に向けたチャレンジ」を全面的に応援しております。同時に選手の現役引退後も見据え、業務や地域社会との関わり等の機会を可能な限り提供することで、高い人間性や広い視野を持った社会人として育成したいと考えております。また、平成28年7月より「Johoku Athletes Club」を創設し、チームだからこそできる地域とのコミュニケーションに取り組んでまいりました。(城北信用金庫HPより抜粋)

Johoku Athletes Club  / HPはこちら 

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